友人(がイナイ)的不安たちβ
連休中はライブ一回行ってそれだけです。トモダチイナイ。
- 作者: 中島らも
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1994/03/04
- メディア: 文庫
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お酒好きの友人がこの小説を絶賛していたから読んだんだけど、中々どうして、酒好きの人はこういう世界で生きているんだなあ、と。
僕自身はお酒好きな人に対して寂しがり屋の人が多いような印象を持っています。それは、寂しさ含め、何らかの間隙を埋めるためであったり逃避の先にお酒を選ぶ性向のことだけれども、しかして今作品中でも同じようなことが語られていて、そういう理由でお酒を飲む人がアル中になりやすいらしい。もちろんそれは中島らもの意見でしかないけれど。
僕はアルコールに悪ハマリしたことが無いし、酒飲みだけが望む景色を見ることも多分一生無さそうです(というか多分酒飲みの精神を持ち合わせていないから出来ない)。バーに行って酒を飲んでいる人達の姿を見て羨ましく思うこともあります。たとえそこで一緒に酒を飲んで楽しくても、酒飲み精神までは得られんので。
- 作者: 奥田英朗
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2011/01/20
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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今読み中
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- 作者: 東浩紀
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2011/04/05
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僕みたいな一般ピープルがゼロ年代を通り過ぎてようやく理解しかけた今世代の共有感覚に90年代の終わりの時点で既に気が付いていて、しかもそれを言語化して定義しているところは素晴らしいなあと思いました。ああいう界隈の人の思考の発展とか分析能力ってすげえんだなあと感心しきり。もっと書きたいことはあるけどちゃんと読んでからにしよう……。