な〜つののほ〜は〜ひ〜

8月は暑すぎてヤル気が出なかったのでほとんど本を読んでません。


夜は短し歩けよ乙女 (角川文庫)

夜は短し歩けよ乙女 (角川文庫)

今更感がありますがようやく。
点と点が線で結ばれていくように話が進み、それが全部ヒロインの可愛さを引き立てるために展開していくのがとても面白かったです。以前mixiで森見ファンのマイミクが森見節で日記を書いていたのが凄く気持ち悪くて、それがあって森見登美彦作品を敬遠してたんですが、全然でした。敬遠してて損したわい。


ジェノサイド

ジェノサイド

期待しすぎたせいで多少ガッカリした分もありますが、まあ面白かったです。作者のイデオロギーを感じさせる部分があり過ぎて辟易。スケールが大きいのは良し。でも高野和明作品なら『13階段』以外ありえないなあ。

13階段 (講談社文庫)

13階段 (講談社文庫)

これは名作ミステリー。


ローマ人の物語 (41) ローマ世界の終焉(上) (新潮文庫)

ローマ人の物語 (41) ローマ世界の終焉(上) (新潮文庫)

ローマ人の物語 (42) ローマ世界の終焉(中) (新潮文庫)

ローマ人の物語 (42) ローマ世界の終焉(中) (新潮文庫)

ローマ人の物語 (43) ローマ世界の終焉(下) (新潮文庫)

ローマ人の物語 (43) ローマ世界の終焉(下) (新潮文庫)

ついに完結。
前巻は古き良きローマと運命を共にしたユリアヌスに涙を禁じえないほどドラマティックだったんですが、今回は最終巻とは思えないほど淡々としてます。ローマの終わり方自体がハッキリせずグダグダな感じなんですけど。
塩野七生古代ローマのことを「愛した人」だとか、その行く末を「愛した人の死ぬ様子」に例えていますが、もしかして、人が死ぬときもこんな感じなんだろうか。死んでいくのは悲しいけれど、いざ死ぬ段になると涙なんてでないのかもしれませんなあ。




暗夜行路を読むのに時間が掛かり過ぎている。